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京都で湿板写真-あかつき写房-自己紹介-

こんにちは、あかつき写房です。ブログを書き始めて5つ目の記事になりますが、そういえば自己紹介をしていませんでした、、、というわけで、改めて湿板写真を始めることになった経緯や思いを書いてみることにしました。この回は何かのためになるような話ではありませんけれどもよろしければお付き合いください!



私たちあかつき写房は、京都にある写真事務所です。写真事務所って?お客さんの写真(家族写真)を撮影したり、雑誌やWebサイトなどで使用する写真を撮影したりするところです。そんな事務所がなぜ湿板写真を扱っているのでしょうか?


2017年ごろ、家族写真のお客さんに対してデータのみで写真を納品していることにどうも納得がいかない気持ちがありました。すでにパソコンを所有していないお客さんがいらっしゃって、データをスマホで管理されるわけですが、少なくとも数万円お支払いいただいて撮影したデータです。うーん、果たしてこれで良いのでしょうか、、



作り手のエゴといえばそれまでかもしれませんが、私たちは何か写真をモノにして持って欲しいと強く思うようになっていました。オリジナルの額を開発したり、プリントやアルバムなどのラインナップを充実させます。そして少しでも長く持ってもらえる写真をと探求していったところに出会ったのが湿板写真でした。2018年のことです。


2018年夏さっそく東京の田村写真の田村政実先生のところへ湿板写真を習いにいきました。そしてその冬に撮影会を開催し、初めてお客様を撮影しました。湿板写真館の誕生です。

といっても、お客さんがたくさん来るわけでもなく、、、イベントをやったり、催事にでたり細々と活動をしていると、チラホラと今まで会えなかったような業界や面白い人たちに出会う機会が増えました。




そこからはコロナもあって、なかなか思うようにいかないところもありましたが、2021年に「現代の湿板写真をつくる」というテーマを掲げてShippan Redesign Projectというプロジェクトを立ち上げました。プロジェクトの中で湿板写真専用カメラの開発が始まります。そして、2022年、new moon 6×9をリリース。それと同時に湿板写真のトレーニングやワークショップを行うShippan Laboを開設します。



それから2年が経ちました。湿板写真のプレーヤーは少し増えました。湿板写真でアートを作る人が増えました。確実に湿板写真の輪が広がりつつあります。


湿板写真という独特の美を持った写真が少しでも世の中に認知され、そして未来にも残ることを願って活動を続けていきたいと思います。


2019年KYOTOGRAPHIEでのワークショップまとめ動画


 

ワークショップ情報




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